オーガニックドッグフードと無添加ドッグフードはどう違う?

安全、安心な食事を愛犬には用意してあげたいと思った時、オーガニックや無添加という言葉に目が止まります。一体どちらを選ぶべき?どちらがより高品質?と迷ってしまう事しょう。ドッグフードの品質を表す言葉の基本を知っておくと、納得して製品を選ぶ事が出来ます。

似ているようでまるで違うオーガニックと無添加の意味

どちらも良質な製品である事をアピールする言葉ですが、オーガニックは原材料の品質に関する言葉です。例えばオーガニック野菜といえば、野菜の発育段階はもちろんのこと、栽培する土壌も一定期間無農薬で管理されている事が前提条件になります。完全無農薬で栽培された素材という意味です。
一方の無添加は製造段階を表す言葉で、製造段階においてこの物質、成分を添加していないという意味を持ちます。例えば合成添加物、合成保存料無添加という様に、特定の物質が無添加という意味でつかわれる事が一般的です。

オーガニックと無添加はどちらを選ぶべき?

では、実際にドッグフードを選ぶ時、オーガニックと無添加のいずれを優先して選ぶべきか?と考える事でしょう。
この場合、「何が」という観点が判断基準になります。たとえオーガニックであってもトウモロコシや大豆が配合されている場合はアレルギーを起こす事もあります。全素材がオーガニックという製品の場合には、品質保持にどのような工夫をしているのか、動物性油脂の配合が、愛犬のアレルゲンとなる物質の配合がないかという点を確認する必要があります。
無添加という言葉に惹かれ、製品を選んでも「合成着色料」が無添加であって、犬の健康に好ましくない保存料が配合されている場合もあります。

つまり、安心、安全な製品を選び、愛犬の食生活に十分気を付けるには、製品パッケージに記載された言葉一つだけを無条件にとらえるのではなく、様々な観点から考える必要があるといえるでしょう。