ラム肉のドッグフードのメリット

高品質、安全なドッグフードの代名詞として「ラム肉」のドッグフードが挙げられます。でもなぜラム肉入りのドッグフードが高く評価されるのでしょうか?日本では、一般家庭でラム肉を食べる習慣があまりないので、食べなれない食材に抵抗を感じる方もいる事でしょう。ラム肉ドッグフードの背景を知ると、より安心して愛犬の食事を考える事が出来るでしょう。

牛、豚の回避方法として採用されたラム肉

ドッグフードが市販され始めた当初の原材料は牛や豚が一般的でした。この理由は、人間用食肉を加工する段階で生じる内臓や皮、脂肪、骨などを原材料として活用していたからです。
しかし犬の存在価値が高まり、食の安全への関心が高まる中で、これらの肉の副産物を使用する事が問題視され始めました。同時にアレルギーの発症率も高まり始め、よりアレルギー発症リスクの少ない食材をという流れから、日本の食卓に馴染みのないラム肉が採用されたのです。
アレルギーの発症原因の一つに、同一タンパク質の過剰摂取が挙げられます。母犬、子犬と代々同じドッグフードを与え続けていると、次第に同一タンパク質の過剰摂取がおき、体内で飽和状態になった時にアレルギーとして発症します。この症状を回避するためには、それまで食べ慣れて来なかった動物性タンパク質を取り入れる必要があったのです。
また、日本でこのようなドッグフードに関する意識が高まり始めた時期に、海外では狂牛病の大量発生が起こりました。狂牛病は犬への感染が認められていませんが、狂牛病に掛かった牛を原材料に使用しているのでは?という風評被害も生じ、安全性アピールの意味もあって、狂牛病や伝染病にかかりにくい羊が採用され、ドッグフードに多用されたのです。

好き嫌いが激しい小型犬のお悩み解消にも効果的

ラム肉といえばジンギスカン料理が有名ですが、独特の風味に好みが別れます。このラム肉特有の香りは、犬にとっては食欲を刺激する最高の風味です。その為、食にこだわりがある、好き嫌いが激しい、食が細いといった小型犬の食に関するお悩みの解消に大変効果があります。アレルギー発症リスクが低く、その上、嗜好性が高いとなればこれ以上理想的な食材はないといえる点がラム肉ドッグフードの何よりのメリットです。