粗悪なドッグフードって?

愛犬は家族同然と考えている方にとって、粗悪なドッグフードが店頭で販売されているという事自体大変な驚きを感じる事でしょう。ドッグフードが高品質化される傾向は年々強まっていますが、そのような背景があってもすべての製品が犬にとって安全、安心というわけではありません。

粗悪なドッグフードとは?

ドッグフードといえば愛犬が生涯口にし続けるものです。その為、安全、安心な製品であること、その製品を食べる事で健康を害する事などあってはならない事です。しかし、犬の食事に関しては、どの程度までの品質を基準とすべきかという明確なラインがありません。人間と同等に安全なことが必要なのか、オーガニック食材など人間以上に配慮すべきなのか、それとも牛や豚といった家畜と同等でよいのか様々な意見があるのも現実です。
様々な意見がある中で、「粗悪」「愛犬の食事として好ましくない」といえる品質、注意すべき製品は

  • 着色料が使用されている製品
  • 人間の食品に使用が禁止されている保存料が使用されている製品
  • 原材料に動物性タンパク質を配合せず、安価な穀類だけで製造されている製品
  • 動物性油脂や動物の副産物を使用し、原材料の品種が特定出来ない製品

などです。
これらの項目は製品選びの基本確認事項として覚えておく必要があります。

並行輸入品にも注意が必要です

量販店やペットショップの店頭でよく見かけるドッグフードと同じブランド、同じ銘柄の製品が驚くほどの安価で販売されている事があります。
同じ製品ならと安心して購入する前に、確認すべき点があります。パッケージの表記が日本語表記になっているかという点です。実は、ドッグフードの大半は海外からの輸入品です。その為、正規のルートをたどらずに海外から並行輸入という方法で安価に仕入れ、販売されている製品があります。
本来であれば海外の輸入品の場合、日本に到着した時点で品質検査を受け、日本語表示のパッケージに入れ替え、店頭販売がされます。しかし併行輸入品の場合この手順を省くので、価格を下げる事は出来ますが、海外でコンテナに積み込まれたままの状態で店頭に並ぶので、いったいいつコンテナに積まれたのか、品質に問題がないのかという点が非常に危険です。
製品を購入する場合は、価格だけで安易に判断をせずに必ず正規品を購入しましょう。